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vol 06 街中が畑、いつも植物と一緒に過ごす家族の住まい ナーサリー(種苗園)の真ん中で花と緑に包まれた暮らし
畑の中で一際目立つオレンジの外観同様、事務所は赤い壁、ピストイアでも有名
リアルなイタリア生活レポート

フランチェスコの家族が住む家はナーサリー(種苗園)のど真ん中にあり、オレンジの外観が青い空と畑の緑に映えています。ほぼ真四角に近いシンプルな3階建であるこの家は元々1940年代に建てられた祖父母の持ち家でした。この地域は第二次世界大戦中にドイツ軍の基地があり、終戦間際に撤退する軍から爆破宣言を受けました。避難するまでの猶予は48時間、丸2日だけ。祖父母は避難準備に加え階段の手摺や窓枠などアイアン素材、アンティークドアなど外せるものを必死に運び出したそうです。その48時間後、宣言どおり跡形もなく破壊されてしまったといいます。その2年後に持ち出した建具を全て使い、できる限り元通りに再建したんだそうです。
再建した当初、祖母は2階で生活し(祖父は他界)1階は賃貸にしていたのですが、祖母が亡くなった後、家族でここへ。5年程2階で生活しましたが、賃貸もやめ、一昨年から昨年にかけリフォームしました。
現在はフランチェスコ、妻ルイーザ、娘クララ(10)、息子アントニオ(14)の4人家族で暮らしています。

仕事場に一番近いメインエントランスは入るとすぐキッチン
大きく温かいフランチェスコに包まれた家族の笑顔がステキ
のんびりしたシンプルな芝生のガーデン、ハンモックが気持ち良さそう
ガーデン側のサブエントランス、扉を開けるとハンモックがゆらゆら
客間としてのリビングはシックな赤とボルドーで統一されて落ち着いた雰囲気
Ristrrurazione

リフォーム後の間取りはとてもわかりやすく住みやすくなりました。1階はいわゆるパブリックエリア、エントランス入るとすぐキッチン、ここで「何か飲む?」と立ち話が始まります。応接リビングやダイニングもあり、お客様のおもてなしルームが整っています。フランチェスコのお気に入りの書斎はこのリビングから繋がっていて、お客様とこの先の計画や構想を語り合う場所、大切な自分の空間です。他の部屋と比べると小さなスペースですが、手づくりの書棚に本や趣味の置物、集めた絵が所狭しと置かれています。椅子も3種類、コンピュータースペースの白いチェア、少しゆったり座る紫のチェア、そして籐のチェア…どう使い分けているのでしょう?
2階はプライベートエリア、夫婦の寝室や子供部屋、家族の団欒に大切なリビングがあります。アンティークなモザイクタイルの床に大理石の暖炉、厚めの絨毯・・・盛り沢山な装飾がイタリア家庭らしいですね。
パーティ専用、お客様をもてなす応接ダイニング
フランチェスコお気に入りの書斎は手づくり感が伝わってくる
家族が寛ぐプライベートリビングには大理石の暖炉がある!アントニオのゲーム場所でもある?
通常の食事はここで、クララは宿題もここで!
子供たちの部屋、2人とも部屋に閉じこもっていることはほとんどない
シンプルなのにパブリックとプライベートがきちんと分かれて住みやすそう
広いキッチンには暖炉や釜もあり美味しい香りが充満! 奥の扉は続いている
Vivaismo pistoiese

バラ一面の花畑、個人客もよく訪れます

フランチェスコと兄弟たちが経営するナーサリーは40haの畑を所有

トスカーナ州ピストイアはナーサリー(種苗園)の拠点として有名で長い歴史があります。規模にして約5000ha、1000近い造園事務所があり、イタリアの生産緑量の1/4を占めると言われています。1849年ピストイアに最初の苗を植え、ナーサリー(種苗園)を立ち上げた植木職人はアントニオ バルトリーニという人物で、当時彼はピサにあるナポレオンの姉の屋敷であるボッツィ邸の若い庭師でした。1800〜1900年のトスカーナ農村地域や田園都市では、夏の終わりや初秋には収穫祭が催され、その地域の食材やワインを楽しみ、繁栄を祈りました。フランチェスコの畑も家族経営で4世代続く大きなナーサリー(種苗園)。毎年10月に開催されるクライアントパーティーが20年以上続けて開催されています。ヨーロッパの顧客を中心に200人ほど招待し畑の中を案内、パーティではトスカーナ産の食材とワインを振舞います。招待客は自然の豊かさを味わいながら交流を深め、Arrivederci!(また会いましょう)と言って握手で別れます。また翌年のこの日を楽しみに!

秋の青空の下での畑見学は気持ちの良い散歩

見た時はぎょっとした豚の丸焼き、でも最高に美味しいものでした!
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