La Finestra nuova Vol.5
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5VOL.5 2014 AUTUMNウィラメット川沿いに敷かれていた高速道路は撤去され、現在は市民が憩うウォーターフロント・パークになっている。ジョギングやサイクリングを楽しむ人も多い。環境への配慮から、可能な限り車を使用しない市民が多い。市民の足となるのはマックスと呼ばれる路面電車とバス、そして自転車。マックスは市内を4路線が走る。 「ポートランドにはサステイナブル(持続可能)でありたい、サステイナブルでなければならないという価値観がとても強く根付いています。住民一人ひとりがいかに持続可能な環境をつくっていくかということを考えている。自分たちの街に対する意識の高さには驚かされます」 そう話してくれたのは、クリエーティブ都市としてのポートランドを研究し、日本初のポートランド・ガイド『TRUE PORTLAND』の編集を手がけた岡島悦代さんです。岡島さんが初めてポートランドを訪れたのはおよそ3年前のこと。田舎だけどどこか都会的な要素があり、アメリカのほかの地方都市にはないクリエーティブな魅力に引かれてポートランドを度々訪れるようになったそうです。 身に着けるものはヴィンテージもの、中でもハンドプリントや手づくりのものなどクラフツマンシップを感じるものを好み、口にするものは環境への配慮からオーガニックフードにこだわる。さらに、住まうのはCO2の排出量を抑えた自然に優しいエコ住宅。ポートランドの人々の暮らしは、衣食住どれをとってみてもまさにサステイナブル。いったいどのようにしてこのような価値観が根付いたのでしょうか。 「アメリカでは1960年代半ばから、市民、行政、デベロッパー三者一体となった街づくりポートランドのコーヒーは日本でも人気がジワリ。写真はダウンタウンの「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」。©Torsten Kjellstrand

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