La Finestra nuova Vol.3
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いつの世も私たちを引き付けるモリスのテキスタイルデザイン。その魅力は郷愁とモダンの同居にありました。ウィリアム・モリスその美しき世界企画・発行トーソー株式会社トーソー出版編集・制作株式会社デュウAD・デザイン草薙伸行(PlanetPlanDesignWorks)印刷・製本図書印刷株式会社La Finestra nuova Vol.3 2014 SPRING2014年2月20日発行www.finestra.jp イギリスの絵本に登場しそうな森の中で出合う美しい植物や小動物たち。その姿を華麗にデザインしたのが、ウィリアム・モリスのテキスタイルです。大量生産の粗悪な工業製品に異を唱え、手仕事に帰り、生活と芸術の統一を理念としたアーツ&クラフツ運動の祖、ウィリアム・モリス。画家、思想家、詩人など多彩な顔を持ち、たぐいまれな感性の持ち主であった彼は、友人たちとともにモリス商会を設立。数々の魅力的なテキスタイルや壁紙などを生み出しました。 2011年はモリス商会創立150周年。それを記念して第1弾のアーカイブ・コレクションが、13年には「MorrisArchiveⅡ」が、モリス商会を引き継いだサンダーソン社より相次いで発表されました。元の意匠を生かしながら生まれ変わった美しいファブリックスからは、郷愁と今の空気が感じられます。さらにモリスデザインに共通するのが、どの柄同士を合わせてもまとまる上品さ。組み合わせが楽しくてついついコレクションしたくなる、そんなところも大きな魅力です。モリスの代表作「いちご泥棒」。オリジナルは1883年に商品登録。別荘の庭で野いちごをついばむ鳥たちの姿が鮮やかに描かれている。2011年にプリント生地が復刻。13年にはファンの熱烈な要望により初めて壁紙として製品化された。商品のお問い合わせ先/マナトレーディングwww.manas.co.jpソファの張り地は「MorrisArchiveⅡ」の「ピンク&ローズ」。カーネーションとバラの絡み合う茎を描いたデザインは、壁紙が1890年のオリジナル。オリジナルのよさを引き継ぎつつ、ファブリックスとしてより大きな柄に生まれ変わった。モリスデザインを現代的に解釈し直したコレクション「VolumeⅤ」より「シスル」(“アザミ”の意味。カーテン、下のクッションの生地)と「チューリップエンブロイダリー」(上のクッション)。モダンな壁紙は「ギルトトレリス」。Next IssueVol.4は2014年6月下旬発行の予定です壁はキャンバス! 自由に描こうウォール・デコレーションで楽しいインテリア海外のセンスのよいインテリアを見たときに気が付くのが、壁を上手に飾り利用していること。壁の活用で、インテリアをもっと自由に楽しみましょう。さまざまなアイテムや手法を駆使した新しいウォール・デコレーションを紹介します。※編集内容は変更になる場合があります。

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