La Finestra Vol.21
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ストを家具や小物とそろえること(写真4)。もう一つは空間の余白を埋める樹形を選び、動きを出すことです(写真5)。最近は幹や枝をあえて曲げた樹形のグリーンも増えています。樹形に注目して選ぶのもおすすめです」締め切った場所は避け 風を通してグリーンを労る そして、グリーンと一緒に暮らす際に大切なのが、日当たりはもちろん、風通しをよくすることだと曽我さんは言います。「植物は風に当たって鍛えられ、丈夫になります。余分な水が揮発して根腐れが少なく、虫もつきにくくなるんです」。理想は朝晩窓を開けてしっかり風を通すこと。それが難しければ水やり時に数日外に置いたり(冬季以外)、人が通る場所の側に置いて周囲の空気を動かすのも有効だそう。愛情を込めて正しく手をかけ、人もグリーンも幸せな空間をつくりましょう。Vol.2117東京都港区北青山2-12-28103-5771-3591 11:00~20:00 不定休https://www.actus-interior.comアクタス青山店ソファの横に置くような存在感のある大きなグリーンの場合、鉢の色や素材、テイストを側に置く家具や小物に合わせるよう意識して。例えば右写真のように鉢とクッション、照明を白でそろえたり、写真5のようにプランタースタンドと家具をウッドでそろえるとまとまります。plant:フィカス・ベンガレンシス幹や枝が曲がった大きなグリーンをぜひ活用して。部屋を見渡してみて「ここがちょっと寂しい」と思った場所を埋めてくれるうえに、空間に躍動感を出すことができます。写真のように横に枝が伸びたグリーンは、サイドボードの上などぽっかりと空きがちな場所に最適です。plant:フィカス・ウンベラータ大きな鉢と家具や小物をコーディネート空間の余白を埋めるユニークな「樹形」に注目

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