La Finestra nuova Vol.19
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5機能性抜群のお手軽暖炉でマンションでも温かく壁穴収納なら飾るとしまうが同時にかなう“余計な家具を置かない”が機能美のある暮らしの第一歩異素材合わせのコツは色のトーンを合わせること3214主との打ち合わせの中で、その人がどれだけの物を持っているかを把握します。その内容と経験や知識を生かして、暮らす人にとって使いやすく、見た目も美しいものを提案するそう。その中でも大切にしているのが、家の中で“余白”をつくること。「機能ばかりを追い求めると息が詰まってしまいます。自分がほっとできる余白をつくることをおすすめしています」。大内家の余白はリビング。暖炉を設置してカーペット敷きにしたリラックス空間は、一度座ったら腰が上げられなくなるほどです。 クールなのに温かい。小さな面積なのに広く感じる。その二面性は機能と心地よさの優れたバランスから生まれています。おおうち・くみこ一級建築士。短大で空間デザインを学んだ後渡米し、現地の大学にて建築学を修了。帰国後、設計事務所・工務店、リフォーム企業での勤務を経て、2017年にSmall Design Studio設立。1 キッチン向かいのリビングスペース。床を一段下げてカーペット敷きにし、仕切りなしでもゆるやかにゾーニングできています。写真右手が大内さんイチオシのバイオエタノール暖炉。 2 床から手が届く位置の壁に穴を開けて、本や雑貨を飾りながら収納。猫が中でくつろぐこともあるとか。 3 煙が出ない暖炉は煙突いらずで見た目もよくコンパクト。マンションの小さなスペースでも利用できます。 4 壁や床色のトーンを合わせて、異なる素材や質感をなじませています。

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