La Finestra nuova Vol.18
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生活の中で使われる器や道具といった「民藝」。その美しさを改めて感じさせてくれるのが「日本民藝館」です。民藝の提唱者、柳宗悦らによって1936年に開館。木造の趣ある建物内には、柳の審美眼で集められた陶磁器・染織品・木漆工品・絵画・金工品・石工品・編組品など、国内外の新旧工芸品約1万7千点を収蔵しています。ゆったりと置かれた展示物やあちこちにさりげなく置かれた古い家具など、ものの美しさを引き立てる空間全体が参考になります。1 柳宗悦邸であった西館では、柳や家族が暮らしたインテリアを見ることができます。西欧家具が置かれた食堂は、奥に畳が敷かれた和洋折衷の空間。 2 石塀も立派な本館入り口。現在、プロダクトデザイナーの深澤直人氏が館長を務めています。 3 ミュージアムショップも併設。 4 本館玄関を入りまず目にする、飴色に光る手すりが美しい大階段。シンメトリーに配された家具や掛け軸、焼き物などが空間全体に調和をもたらしています。日本民藝館“民藝運動の父”の拠点で、生活の中の美しさに触れる※写真は実際の展示内容と異なります。東京都目黒区駒場4-3-33☎ 03-3467-4527開 10:00~17:00(西館は~16:30)休 月曜(祝日の場合は翌日)ほか展示入替期間料 一般1,100円、高大生600円、小中学生200円http://www.mingeikan.or.jp/東京都目黒区1234

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