La Finestra nuova Vol.17
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3FOR WEST COASTカーテンレールをメインに扱うメーカーとして誕生したトーソーが毎年開催する、日本国内のインテリアテキスタイルメーカーの合同新作発表会。互いを引き立てるカーテンレールとカーテン。これからもカーテンとともに歩み、カーテンを楽しむ文化をもっと日本に広めていきたい……そんな思いからこの名前がつきました。日本のインテリアテキスタイルの「いま」と「これから」が見えてくる発表会です。ヤシの葉がプリントされたシアーは西海岸テイストにぴったり。水彩画のようなタッチが大人っぽい。/D-7117(スミノエ) 1 レトロ感もあるアイボリー×ライトグレーのストライプ柄。主張しすぎず取り入れやすい。/SD253 01(五洋インテックス) 2 リネン100%の生地にチンツ加工を施したドレープ。表面のムラ感とチンツによる上品な光沢が、ワンランク上の空間を演出します。/SC3224(サンゲツ) 3 浜辺から海を眺めているような遠近感のある波のパターンが新鮮。カット部分の糸が繊細な波の動きのようにも感じられます。/FA1206NW(フジエテキスタイル)  4 ブルーグレーの濃淡が涼しげなチェック柄シアー。/SL286 01(五洋インテックス) 5 夜明けの空のような濃紺から青白のグラデーションが美しいドレープ生地。/PF1712BU(フジエテキスタイル) 6 ベージュ地に白とブルーのストライプ柄が、まさに海辺をイメージさせます。/BA1359-65(アスワン)国内インテリアテキスタイルの新作が勢揃いする合同新作発表会「with Curtains(ウィズカーテン)」。La Finestra nuova今号はウィズカーテンとの連動企画。インテリアテキスタイルのプロ、大場麻美さんがトレンドのテキスタイル選びを解説します。一般社団法人日本テキスタイルデザイン協会(TDA)副理事長。近藤忠商事(現川島織物セルコン)にてカーテン等の企画デザインに従事後、独立。2010年に株式会社Fab・4・Worksを設立しインテリアファブリックに関する企画・デザインに携わるとともに、海外展示会の取材活動も積極的に行う。大場麻美Asami Obaウィズカーテンとは?What’s“with Curtains”?246135「西海岸テイストを実現するのに重視したいのは海や風を感じさせる生地選びです」と話してくれたのは、日本テキスタイルデザイン協会の大場麻美さん。「色はブルーグレーやアイボリーが中心。彩度が高すぎずウォッシュアウトした色合いを選ぶと、シャビー感が増して大人っぽく仕上がります。洗いざらしたデニムを思わせる色もいいですね」 柄物ならシンプルなストライプやボーダーを。そのほかヤシの葉やモンステラなどのボタニカル柄もおすすめだそう。「外とのつながりを感じさせる要素として、リネンやコットンなどの天然素材にも注目です」

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