La Finestra nuova Vol.14
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 遮光生地と同様に、日本のカーテンテキスタイルで注目したいのがシアー生地だと大場さん。 「特に刺しゅうやカットシアーなど、凝った手仕事のような“クラフト感”のある生地が増えています」 例えば1枚つくるのに生地2枚分の糸が必要なカットシアーや、薬品で織物の糸を溶かして透かし模様をつくるオパール加工。さらにオパール加工に刺しゅうを重ねたシアーなど、手間ひまかけてつくられた生地に注目が集まっています。「シンプルな生地から、空間や個性を演出できるシアーへと変わりつつあります」繊細な刺しゅうでロマンチックな窓辺にコンテンポラリーな刺しゅうシアーリーフと羽根のエアリーなデザインを、上品な光沢の刺しゅうで表現したシアー生地。ポリエステル100%の刺しゅう糸でも、ここまで繊細な表現が可能です。●シアーカーテン「KSA60401」/東リオパール加工の幾何学柄にゆらゆらと揺らぐ刺しゅうを重ねた、手の込んだデザインシアー。刺しゅうで生まれる凸凹感のある表情が魅力です。●シアーカーテン「FF1193」/川島織物セルコン取り入れたいのは"クラフト感"のあるシアー生地Keyword3Sheer Variation 1刺しゅう6La Finestra nuova Vol.14

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