La Finestra nuova Vol.13
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2La Finestra nuova Vol.13私たちにとって身近な木の住宅も、技術の進歩や斬新な発想によって今まで見たこともない新しい姿に変わりつつあります。そんな「スゴイ木の家」を紹介しましょう。入間の家 大胆で、奇抜で……でも素敵! スゴイ木の家」が新建材の魅力が生きる木の大屋根の家 柱や梁がまったくない、ぽっかりと口を開けた大空間。木目が織り成す静謐な空気にただ圧倒される――ごく一般的な郊外の住宅地に建つこの家では、そんな感覚を味わうことができます。 写真の小屋裏は、国内では導入されてまだ日の浅いCLTという木製建材を使ってつくられたもの。CLT(Cross Laminated Timber)とは、ラミナと呼ばれる挽き板や小角材を接着して最大3×12mの大きさ(日本国内の場合)に仕上げた大判パネルのこと。通常90~210㎜の厚みがあります。本物件では90㎜の厚さのCLTを用いて内装材・断熱材不要の“木そのまま”の空間を実現しました。技術の進歩で引き出される木の新たな魅力設計/青柳創、青柳綾夏(AOYAGI DESIGN)撮影/太田拓実、AOYAGI DESIGN(P4の3のみ)図面制作/山本眞奈美(DIG. Factory)CASE 1

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