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CINEMA 映画で見つけたインテリア

どうみても、女の子でしょ? と思えるかわいらしい雰囲気が漂ったインテリアに住むのは、『アルムのおんじ』?! 的、偏屈なひとり暮らしのおじいさん。
そこは、1950年代のノルウェー。台所調査のために独身男性を調査するべく、おんじことイザックの元へ派遣されたのは、スウェーデンから国境を渡ってきた同じく独身中年男性のフォルケ。2人はしゃべる事はご法度。いかなる交流も禁止されているのだ。なのに、テニスの審判かと思うような大袈裟な木製の台に登り不自然にイザックの行動を調査する。この2人のぎこちなさが、中学生の恋愛みたいでなんとも可愛い。
vol,10 キッチンストーリー
本当に必要なものを教えてくれる、北欧のスローライフ

しかしこのイザックのダイニング。北欧好きの人にたまらない素朴かつおしゃれな空間。まずはその色使い。ちょっぴりスモーキーなモスグリーンの板壁にこげ茶色のギンガムチェックのカーテンが、渋カワなのだ。そして、ナチュラルで使いこんだ大きなテーブルと椅子、シンプルな食器や調理器具、小さな流しや、がズ台に至るまで、コンパクトでなんて可愛いんでしょう


広い部屋(広く見えるのか?)だからこそ際立つシンプルな空間。ものばかりが増えてしまう暮らしをしている私には、まさに憧れ。こんなふうに必要最小限の暮らしをしているイザックおいじいさんは絵に描いたスローライフ実践者なんじゃないかな。

そして、調査員のフォルケは、これまた可愛い車に引っ張られた小さなキャンピングカーに住んでいる。レトロなグリーンにペイントされているキャンピングカーの中は、意外にもヨーロッパクラシカル。壁にはクラッシックな植物柄、テーブルの上には、刺繍を施したテーブルセンター。こんなに狭いところなのに気持ちが豊かになる工夫がされているところにさすが北欧! と拍手。2人片寄せあって正装し、バースディケーキを食べているところはなんとも微笑ましく、そしてジーンとくる。

決して華美で贅沢ではないけれど、会話や食事などを通した人と人との関わり方や、他愛もない暮らしに豊かさを見出す2人の交流に、心が温かくなる。素朴で質素な暮らしだからこそ小さな喜びを敏感に感じる事ができるのかも知れないな、と自分の生活をふと振り返ってみた。
キッチンストーリー キッチンスト−リー

2003年 ノルウェー スウェーデン

制作:ベント・ハーメル
監督:ベント・ハーメル
脚本:ヨルゲン・バーグマーク
ベント・ハーメル   
出演:ヨアキム・カルメイヤー 、
トーマス・ノールシュトローム 、
ビョルン・フロベリー 、他
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