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映画で見つけたインテリア
vol 06 モデルカップル 未来の暮らしはプラスチックモダンとグッドデザインで快適に?!

実にシュール! 実にブラック! ときに1975年。2000年を想定した「快適に暮らせる未来型マンションの暮らし」を想定し、実験用のごく普通のフランス人カップルが選ばれ、用意された近未来的な部屋で暮らすことに。計画したのは、シュールな衣装に身をつつんだ「未来省」のあやし気な人々。このカップルの様子はフランス全土に24時間完全生中継! 現在と未来は何がどう変わって何が同じなのだろう…。

未来型マンションの部屋は真っ白。実験用にひかれた黒いラインやナンバリングのあるアートな空間。白い「つなぎ」を着用したカップルが佇むだけでどこぞのギャラリーのインスタレーション? と思ってしまうカッコ良さ。未来省の女科学者に「どんな家具がいい?」ときかれ、クローディーヌは「古いのが好み」と答え、ミッシェルは「環境に優しい感じ」と、今のカップルも言いそうな言葉を口にする。しかし、用意されたのは当時一世を風靡したカルテル社のプラスチック家具。これが2000年のイメージなのね!

ブラックのテーブルにグリーンのバルトリチェア、そして、同じくブラックとグリーンを交互に積み上げた丸型収納は、MOMA永久保存に選ばれたラウンドエレメント。テレビは、数年前復刻して記憶に新しいブリオンヴェガを採用している。ぽっこりとした小型のテレビが時代に反しておしゃれ〜。オレンジの電話や照明のデザインも今見るとレトロ感にあふれた可愛いデザインがとても印象的。今見ても結構いけてるんじゃない? と思わせるプラスチックモダンの世界!

食事のシーンもとてもクール。ブルーのクロスにオレンジのテーブルウエア、赤いクロスに安全ガラス製の白い食器セット…。テーブルの上は小さなステージなのだなぁとあらためて思う。キッチンはというと、オレンジの壁に山吹色の棚、大きな冷蔵庫に乾燥までできる食洗機。これでもかと使いこなすにはやっかいな電化製品ばかり。(でも今は普通にみんな使ってるけど)

こうやって見てみると何か変わったのだろうか? 何も変わっていない気がする…。

2000年という未来を想定しているけれど、2008年の今から見ればこれも過去のお話。つまり70年代のカップルの思想や暮らしぶりは、今とちっとも変わっていないということかもしれない。カップルの会話、戸惑い、愛情表現。ハチャメチャな実験や、モダンイコール近未来という視覚的な未来感はあるけれど、インテリアも良いデザインは今も残っている。 やっぱり何も変わってないのだ…。
MODEL COUPLE モデルカップル MODEL COUPLE モデルカップル
1976年 フランス映画

監督・脚本:ウイリアム・クライン
音楽:ミッシェル・コロンビエ
出演:アネモーネ、アンドレ・デュソリエ、ズーク

販売元:(株)ブロードウェイ
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